接木改作その1、黒松
勝華園友の会2004年2月例会(2月1日)での接木実習のようすです
 勝華園のある大阪府池田市は、日はかなり長くなったものの、寒さは厳しい。
 まだ黒松に傷をつけても脂(やに)をふかない時期なので、もう少し暖かくなったほうが無難でもあるが、接木の適期となりました。
 
 友の会2月例会、午前中はどのあたりに接ぐのか、みんなで意見交流。
 そして、園主が、基本的な接木の仕方を割り箸を使って示しました。

 左は、接ぎ穂の作り方。片方から鋭く削り、裏返してもう片方は少し(7:3)削り、くさび状に作ります。
 あらかじめ接ぐ位置に、形成層より深く切り込みを入れた台木(枝)に接ぎ穂を差し込みます。

 このとき台木のただ中央にあわすのではなく、台木の切込みが広い場合では、形成層どうしがうまく合わさるように、片側に寄せるようにします。
(月刊近代盆栽20042、3月号に図などがあります)
午後は、いよいよ友の会会員の樹の接木改作です
Kさんが、黒松の枝を指さし、「ここに枝がほしい」と相談。

この枝に、3箇所と、幹にも1箇所接ぐこととなりました。
 台木の枝から接ぎ穂を作ります。(違う木から採ると、その部分だけ葉性が違ってきます。)

 この画像でわかるように、葉の部分は、果樹園などで使う特別なシートで巻き込んでいます。
 うまく接げて芽が動き出せば、このシートを突き破って出てきます。
 
接ぎたい場所に、切込みを入れました。
接ぎ穂を差し込みます。
 ビニールシートで接合部を封じます。
このビニールシートは、園芸店でも手に入ります。
さあ、Kさんも自分でチャレンジ。
 皮が割れた幹に接ぐには、まず荒れた皮を削り取り、甘皮(柔らかい皮)に切り目を入れます。さあKさん、うまくできたでしょうか?!


幹に1箇所、利き枝に3箇所。接いだ芽が動きビニールシートを突き破るまでは、ムロなどの湿度の高い所に置きます。
日照によってビニールシートで包んだ接ぎ穂の温度が上がりすぎないところで養生させます
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